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2019年
12月4日 (水)

〈第二期〉第三回 植物の育て方講座・ワークショップ

昨日、講師に堀久恵氏をお招きして植物の育て方講座とワークショップを開催致しました。
午前中のワークショップは、クリスマススワッグ作りです。


スワッグ〈swag〉とは、ドイツ語や英語で「壁飾り」という意味です。
ガーランドやリースも含まれる名詞ですが、日本では一般的に花や枝葉を束ねたものを指します。

なかでも、手軽に長く愉しめるドライフラワーや常緑樹を使ったものが近年人気を博していますが、実はどちらも古くからスワッグとして飾られてきた花材なのです。
ドライフラワーには、空気清浄の効果がある「ハーブ」と、豊作・子孫繁栄の願いを込めた「ムギ」が伝統的に使われてきました。
常緑樹はもともと、樹木信仰に基づく悪霊除けのため飾っており、後にキリストの誕生を祝う意味合いが強まっていったそうです。
日本にも伝統的な意味を持つ飾りは様々ありますが、時代や文化に合わせて変化させつつ、生活に取り入れていけると良いですね。


さて今回は、クリスマス飾りの定番「クジャクヒバ」「ヒムロスギ」の枝葉をベースに作りました。
ともにヒノキ科ヒノキ属の樹木で、すがすがしい香りでリラックス効果のある「ハーブ」です。
クリスマスにもお正月にも合う赤い実を付けた「サンキライ」や、クリスマスらしい松ぼっくりをアクセントにしています。




きれいな形のスワッグにするため、花材の長さ調整や枝の剪定をしてから決まった順番に重ねていくのですが、ご参加いただいた皆様の作品はどれも素敵に仕上がっていました。
展示場用も作ったので、お正月アレンジをどうしようか考えつつ長く愉しみたいと思います。
※ただし、クリスマス・お正月飾りは「縁起物」のカテゴリーに入るので、来年まで取っておかずに今年のどんど焼きなどで炊き上げましょう。




午後の講座では、「草木をうまく育てるコツとお手入れ方法」と題して講談いただきました。
自宅に迎える植物を選ぶときの注意点には前回も触れましたが、今回はより具体的なお話です。

選ぶときも育てるときも、お店でよく見かける表示が一番重要だそうです。
それは、生育三大条件である「光・温度・水」
植物に元気がないとき、ついつい”土が悪いのかな””肥料が足りないのかな”と思ってしまいますが、この3つが適切に満たされていればきちんと育つそうです。
植物を購入すると、スライドに映っているような表示の紙が刺さっていますが、大事な生育条件が書いてあるのでファイリングをして都度確認しましょうとのことでした。


そうは言っても、全部の条件をただただ覚えていくのは難しいと思います。
そんなときには是非、原産地を見てみて下さい。
暑くてあまり雨が降らない地域なら、暑さに強く土は乾燥気味が好ましいけれど、寒さや湿気には弱いことがイメージできます。
在来種とは元々その土地にいた動植物のことですが、人の手が入らずとも育っていますよね。
遠くからやってきた外来種も、ふるさとでは自然と育っていたはずです。
原産地を思い浮かべながら、できるだけ環境を近づけてあげるのが上手く育てるコツです。

他にも、植物を育てるうえで一番難しいとされる水やりの仕方や、お客様のご家庭で悩んでいることなど、タメになるお話がたくさんありました。
講座の終わりには、展示場の庭に出て冬にできるお手入れの実演を。
ほとんど手入れは必要ないそうですが、来春に向けた準備を少ししていただきました。


次回、1月7日(火)のワークショップは【バラのお手入れ/バラのハーブティーをブレンドしよう】
ということで、来春の開花に向けた準備を学べます。
講座は最終回【植物のある暮らしで健康づくりを始めよう】です。
詳細の確認・お申し込みはこちらよりお願い致します。
https://www.inoma.jp/event/details_69.html


みなさまのご参加をお待ちしております。


湊山
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