上里町Ｓ様邸完成見学会 vol.2

こんにちは、設計の戸塚です。

前回に引き続き、８月開催予定の上里町S様邸についてお話ししたいと思います。

今回のテーマは、間取りで考えたことです。

間取りを考える上で「敷地を読む」ということが大切になります。
「敷地を見る」ではなく、「敷地を読む」とはなんぞや、、、感じると思いますが、
辞書で「読む」という言葉を調べると「外面を見て、その隠された意味や将来を推測する」という意味があります。
つまり、ただ「見る」だけではなくて、ご家族のライフスタイルや将来の周辺環境がどのように変わるかなどを想像しながら敷地を「読む」ことを大切にしています。





Ｓ様の敷地は母屋の隣にあります。敷地の西側には時間をかけて大きく育った木々があり、南側の景色は開けています。
Ｓ様の家造りの具体的なご要望は、広くて明るいリビング、１階に主寝室、通り歩きできる収納、書斎コーナーなどでした。
最初考えていたの間取りは、１階リビングには大きな吹き抜け、吹き抜けの先には２階のセカンドリビング、玄関から通り歩きのできる土間収納とウォークインクローゼット、そしてそこから主寝室へと続く動線を考えていました。

打合せを重ねていくうちに、初めのご提案から変わったところもありました。
リビングは吹き抜けではなく、通常天井高さから少し高くし、INOMAモデルハウスと同じアール天井になりました。間接照明を設けているので夜の間はアールの天井に沿って光のグラデーションを楽しめます。
また、主寝室も２階になり、そのかわりに１階に間仕切り付きのフリースペースを設けて当面はお子様の遊び場、将来は主寝室となるようにし、ご夫婦のみとなった時に１階で生活ができる間取りとなりました。
そして、リビング南側には景色を取りこむ大きな窓、ダイニング西側には庭の木々が楽しめる書斎コーナーをつけました。

間取りは打合せの中で一番悩むポイントです。そして、一番楽しい時間でもあります。
是非、間取りの参考に見学会に足を運んで下されば幸いです。

次回は打合せ中のことについてお話ししたいと思います。